部下が動かないのは、あなたの指示の出し方に問題があるのかも

「ここがダメなんだよ!こうやって!」、「一度断られただけで諦めるな!」と、部下に口うるさく頭ごなしに指示しすぎていませんか。自分と部下の仕事の進め方が違うと、不安を感じた結果、必要以上に言い過ぎてしまったという経験のある人も多いでしょう。「心配でついつい……」という気持ちも分かりますが、その指示の出し方で、部下は十分に動いてくれていますか?
自分としては細かくわかりやすい指示をしているつもりでも、部下たちにはなかなか伝わらず、同じ失敗を繰り返して頭を抱える、そんなこともあるのではないでしょうか。
そんなときは、指示の出し方を少し変えてみましょう。「こうして」と、具体的な案を提示するのではなく、複数の選択肢を提示して、部下自身に選ばせて下さい。重要なのは、この「本人が能動的に選択」するということ。部下には、自分の意思で選択したことによって当事者意識が芽生え、実行確率が上がることが期待できます。これを「オプション効果」と呼びます。

あなたも体験している、オプション効果とは?

オプション効果 モチベーションアップ
「オプション効果」とは、複数の選択肢の中から自らの意志で選ぶことにより、選択に愛着や責任感、当事者意識が生まれることで、モチベーションが上がる現象を指します。
実は、私たちは気付かないうちにオプション効果に触れています。例えば洋服を買うとき、店員さんから特定のデザインを提案されるより「三つのうち、どれがお好みですか?」と聞かれた上で、その中から自ら「選ぶ」という行為を通じて愛着が湧きませんか?
ビジネスシーンにおいても同じことが言えます。部下にとっては、上司から一方的に指示されるより、自分自身でで仕事をどのように考えた方が、責任感や当事者意識が芽生え、モチベーションアップが期待できます。

指示待ち部下をつくらないために

オプション効果 部下に任せる方法
上司の指示が強すぎると、部下にしてみれば言いたいことがあっても反論されるのも面倒だし、どうせ上司のやり方を押し付けられると諦め、指示待ちのスタンスになってしまいます。その結果、上司に指示された通りに実行することが目的になってしまい、自発的な行動が億劫になっている部下がいてもおかしくありません。
このような状況に陥っている場合は、まずは上司から複数案を提示し、部下の意見を聞いて選ばせることから始めましょう。部下にしてみれば、上司から意見を求められることで自分を尊重されていると実感ができます。自分の判断で仕事を進めることができるようになれば、当事者意識が生まれ、仕事の成果に対しても責任感が芽生えるのではないでしょうか。

「任せる」と「丸投げ」は違う。要所要所のアドバイスこそ上司の役目

オプション効果で的確なアドバイス
上司であるあなたがやるべきは、部下の行動を見守り、間違えそうになったら適時アドバイスすることです。
部下が仕事の方向性を大きく見誤らないために、指針を定めておくことも大切です。始めに、大枠の方針と目的、目指すゴールはお互いの認識を合致させておき、判断に迷ったときは再度、方向性を確認して進めてもらうようにしましょう。
仮に部下が間違えたとしても、目的を踏まえた上で軌道修正できるようにサポートを心掛けましょう。部下自身が、トライとエラーを積み重ねることで仕事が身につきやすくなります。
ただ、人によっては「細かく指導してもらうほうが安心」というタイプもいます。相手を見定めて選択させる量を調整してもいいですね。

部下の成長が見えたら、信頼して決断を委ねる勇気を

オプション効果 信頼して決断を委ねる勇気
部下のモチベーションコントロールに困っているリーダーは、思い切って部下に仕事を任せてみるのも手です。たとえ簡単な仕事でも、部下自身が自分で考えて選択、実行することで、責任感が生まれ、やる気が出ます。
上司であるあなたは、仕事のやり方を細かく指導しすぎず、どう進めるかを部下に考えさせるようにしましょう。あなたの仕事は、部下が大きな間違いをしないよう適切にサポートをし、チーム全体の責任を持つことです。
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